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ノースアイランドラリー 車両準備編

いつもKTM京都ブログをご覧頂きありがとうございます。


夏季休暇を頂いておりましたが、その間、ビッグタンクマガジン様が北海道で開催されるラリーイベント「ノースアイランドラリー」へとお客様と参加してきました。


私はラリーへの参戦経験もなく北海道に行くのも初めてという初めて尽くしのなか、手探りの状態で色々な方にご教示を頂きながら自分なりに形にしました。


今回は準備編ということで、参加するに当たっての車両のカスタム・追加装備等についてご紹介します。




初めに車両はレギュレーションの都合もありますが、ざっくりと、

・ダート走行を想定した車両が推奨(オフロードはもちろんアドベンチャー系やデュアルパーパス等)

・高速道路の走行がコマ図に指定される場合もあるため、250cc以上の排気量

・ラリー中の走り方と自身のライテクを考えて4ストであること

以上の点を鑑みて「EC250F」で参加することにしました。


全体的な参加車両はエントリーリストを見てみると、

ビッグサイズアドベンチャー(1290SADV RやR1250GS等)

ミドルクラスアドベンチャー(890ADV RやTENERE700等)

デュアルパーパス(セローやCRF250L RALLY等)

エンデューロレーサー(250EXC-FやEC250F)

になっており、割合ではビッグサイズアドベンチャーから下に行くほど少なくなっています。

1日にダートも含む数百キロを走行することと、体力に余裕が持てるアドベンチャーが人気です。

競技ラリーをする方やダートをよりアグレッシブに楽しむ方はエンデューロバイクといったようなイメージでしょうか。



次にラリーに向けてカスタムしたところですが、

・マップホルダー

・ラリーコンピュータ

・スイッチの追加

・電源の取り出し(USB充電器・マップホルダー)

・ビッグタンク

・車体バッグ類の追加

になります。


ハンドル周りがごちゃごちゃして好きな人にはたまらないやつですね!

マップホルダー・ラリーコンピュータは「Nシステム」のものを使用しています。


ハンドルマウントの樹脂製マップホルダーに、車速センサーから信号を読み取るタイプのラリーコンピュータを使用。

より精度が高く、コンパスの機能も搭載したGPSモデルもラインナップされていて,

ラリーコン1台のみの場合はGPSモデルがおすすめです。



こちらがラリーコンピュータのスイッチ。トリップメーターを補正します。

「Nシステム」の車種適合品なので、純正ウインカースイッチとの組み合わせも完璧です。



コマ図を送るためのトグルスイッチです。

ラリーコンピュータのスイッチステーと一体となっているので、取り付けも簡単で操作感も抜群です。

ハンドルマウントに合わせたスクリーン。


ラリーコンピュータ用の車速センサー。

専用ステーで純正のマグネットの位置にドンピシャです。

無い場合は純正のセンサーを加工しないといけません。


ラリーコンピュータに関しては、

本来は片方が故障や破損した場合を想定して、GPS搭載モデルと2個使うのがベストな選択でしょう。


コマ図を見てラリーを楽しむための装備としては以上となり、

ここからはノースアイランドラリーに向けての装備を追加していきます。


まず重要なものはビッグタンクへの変更ですね。

イベント中の給油は150kmごとにガソリンスタンドがあるように設定されていますが、

道を間違えたり、ダート走行で燃料の消費も激しくなったりと、燃費計算も狂う前提でいなければなりません。

150kmごとではノーマルタンクだと心もとないので、ビッグタンクは必須でしょう。


GASGASの場合は純正オプションとしてラインナップがなく、選択肢が社外品となってしまいますが、KTMパワーパーツでラインナップされているEXC-F用のタンクを流用しました。



タンク全体の幅が広くなり、さらにキャップ部分が少し盛り上がる形で容量を稼いでいます。


これにより、11.5Lのタンク容量となり、大体ですが180kmくらいは走れるかな。という感じです。



次に車体バッグ類ですね。

現地まで自走で行くことと、走行中のトラブルに対応する工具類の携行が必要なため、積載性の問題をクリアしなければなりません。


フロントフェンダーは「ENDURISTAN/エンデュリスタン」のフェンダーバッグです。

アップフェンダーは走行中にバタつくので、一番容量の小さいものを選択し、

重量物も入れないように注意。¥5,500-で防水性も高く頑丈なのでおすすめです。



テールバッグはKTMパワーパーツの物を使っています。

GASGASは純正オプションが少なく社外品でも適合が取れているパーツも多くありません。

シンプルなデザインなのでメーカー違いも個人的には気にならないかなと思います。

小ぶりながら容量は5Lと絶妙なサイズ感で私はパンク修理キット等を入れています。

価格は¥10,450-です。



サイドバッグもKTMのパワーパーツの物にしています。

こちらはシートにバッグ装着用のベルトが取り付けられており、シートごと交換となります。片側が6Lの計12Lです。価格は¥36,747-とコスパ抜群ですね。

EXCシリーズとしてラインナップされているものですが、ECにも取り付け出来ました。




よくあるベルト類がシート上で交差するサイドバッグが多い中で、

シートの後ろの方まで使っても妨げにならないところが良くできています。

一点注意が必要で、アップマフラーの都合上右側のバッグはサイレンサーに接触する可能性があります。

画像のようなサイレンサープロテクターを取り付けて対策をしています。


コマ図を見て走行しますが、スマホホルダーも使います。

当日スタート前にブリーフィングが行われ変更点や注意点などがアナウンスされます。

そういった内容のメモを残しておいたり、

また、スマホのナビアプリなどは使用しませんが、GPSコンパスの代わりにスマホを使用するのでUSB電源の確保も必要です。




ヘッドライトもLEDへと交換しています。

京都から北海道間のフェリーの乗船時間が夜からとなり、北海道に到着するのも翌日の夜になります。

下船後さらに宿泊地まで数十キロの移動となるため、純正のくらいハロゲンランプでは不安が残ります。

ECシリーズのヘッドライトが少し特殊な形状の為、EXCのフロントマスクに変更してLEDランプへと変更としています。

十分すぎるくらいの光量が確保できこれで一安心です。


車両の準備としてはこれで完了し、あとは走って楽しむだけ!





初めてのラリー体験でドキドキですが、気持ちよく走れるよう安全に楽しんできます。

他の参加者やイベントスタッフの方と情報交換をし今後もより楽しめるように出来ればと思います。

次は実際に参加してきたレポートとなりますので是非ご覧ください。


KTM京都

ベイシストオート山科店

京都市山科区北花山大林町38-3

075-286-8626

営業時間11~20時

定休日 月曜日

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