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ノースアイランドラリー 3日目

いつもKTM京都ブログをご覧頂きありがとうございます。

今回はノースアイランドラリー3日目のご紹介です。


この日は今回のイベント最長距離となる約385kmの走行が予定されており、

距離と時間の都合で、アベレージは42kmほどで走り続ける計算となります。

またチェックポイントが2か所あり、時間もCP1は30分間のみのオープン

CP2では1時間と普通に時間はありますが、当日朝に急遽ポイントの変更。

距離が伸びてより「走らされる」ようになりました。


そんな中、台風情報が気になるところで、お盆休みのど真ん中に重なり世間を騒がせていましたね。

小樽~舞鶴間のフェリーの遅延や欠航の恐れがあったため、急遽予定を変更し、苫小牧~敦賀間のフェリーへと日程とともに調整。

ラリー最終日に帰る事となりました。


朝一のブリーフィングもなく、時間がきたら順不同でスタートとなりました。

主催がそこまで介入をしてこない=急いで走らないと遅いライダーは間に合わないよって意味合いもあるでしょう。


初参加の私はひたすら走るプランでスタートしました。

ノンストップで走り続けるのは少し味気ない気もしますが、距離が長い分、道中に観光スポットをいくつか設けられているのはわかっていたので、少しだけ立ち止まって写真を撮るくらいの気持ちで走る事にしました。


スタート後すぐのCP1でチェックを受け、早々に続きを走っていきます。


しばらく走っていると、次のポイントの距離までなぜか長すぎるなーと感じました。

トリップをよく見てみると、数字の上昇幅がものすごく小さくなっています。


初のマシントラブルですね。


道なりのルートが続くと緩慢な運転になり、発見が遅れる事になりますが、見事にそれが発生。


恐らく5,6キロほど余分に走っているのかな、というくらいで、前のコマもわからなければ、何キロ戻ればよいのかもわかりません。

まずは一旦落ち着いて水分補給し、頭を落ち着かせました。



必要なことは、ラリーコンピューターの修理とマップ上のルートに戻ること。

トリップがちゃんと動いていないので、修理から始める事にしました。

トリップが動かないということは、信号を得ている車速センサーの異常が濃厚だと判断し、見てみると、車速センサーが千切れかけていました。ここで正解でした。

恐らく前日の林道の轍の深いところなどで傷つけたのでしょう。

「いじったところから壊れる」なんてよく言いますが、今回の為に追加したパーツがまさに故障しましたね。

幸い電工パーツなどは必要なく簡易的ではありますが結線でき、一度設定をリセットすることで再度、正常に動きました。



こういったマシントラブルも現場で自力で修理し、乗り越えていくのがラリーの醍醐味ですね!


トリップが復活し、距離を測れるようになったので前のコマまで戻ります。

ここまでは確実にわかっているというコマ図の地点まで約8キロほど戻った後、トリップ補正をして再開。


しかし、ちょっとややこしいマップのせいもあり、一度完全にルートをロストしてしまいました。

更に戻る事数キロ、、、

やっと正しいルートに戻ってきた確信が得られたので、また再開。


ミスコースも含めて知恵を振り絞って、独力でクリアしていくと楽しいですよね!


その後は気持ちの良い海岸の快走ルートが続き、景色を楽しみながらCP2へと入れました。



その後は前半のロスがかなり響いており、予定よりも1時間強ほど遅れている計算になり、ひたすら走り続けました。

長いダートもたくさんあり、スピードも出し切れないくらいのちょうどよい操作感で駆け抜ける林道がたっぷり楽しめます。


3日目ともなると色々なダメージが蓄積されていき、ライダーの疲労ももちろんですが、

マシンのダメージも目に見えてきます。

この日のダート終わりで見てみると、ガス欠対策で携行していた灯油ポンプが無残な姿に、、、

燃料の管理をちゃんとしないといけなくなりました。



後半戦は時間との戦いとなり、指定ゴール時間には間に合いましたが、自分で設定していた時間には10分ほど遅れる事となりました。


一緒に行ったお客様は私よりも1時間半ほど早くゴールされ、さらに観光スポットは一通り見て回ったということでした。

しかもぶっちぎりの1番でゴールだったそうです。

速いライダーとトラブルのあった遅いライダーの差は歴然ですね。


EC250Fではロードがきつく、高速道路もルートに組み込まれているため、

390ADVENTUREのオン/オフ両方難なくこなせる性能がうらやましい限りでした。

特にダートでの速さは目を引くものがあり、今回のタイト目の林道を走るラリーでは想像以上の速さを見せつけていました。


390ADVENTUREはなかなかやりますよ!



ゴール後はホテルでシャワーを浴びた後、小樽の街で夜ごはんです。

お寿司などがイメージしやすいですが、隠れた名物として五目焼きそばもあるみたいです。

あえての中華で(お寿司屋さんは満席だった)大満足出来ました!


再度ホテルに戻り、北海道の「ハスカップ」アイスを食べて本日は終了。

トラブルと走りをひたすら楽しんだ1日だったので、五臓六腑にしみわたります。








見に行きたかったけど行けなかった「開陽丸」


いろんなトラブルも楽しめるのがラリーの良さですが、

ノースアイランドラリーは「ツーリング」としての側面が強い為、観光が少なくなってしまったのは少々もったいなかったかもしれませんね。




次はノースアイランドラリー最終日の記事となります。是非ご覧ください。

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