どっちがどっち? 似ているようで全く別物!890/1290比較していきます! 3
いつもご覧いただきありがとうございます!
全三回となってしまいました890/1290の似たもの比較ブログですが今回でちゃんと終わります!
前回はフロントブレーキ/外装/ハンドル/タイヤと比較しましたね。
どちらもいいところが多く「これはどっちにするか悩む...」となるはずです。
紹介できていない部分の方が多くブログだと伝えづらいこと、文章の量が多くなってしまい読みづらくなってしまいますのでかなり多くのところを端折りながら説明してます。
ですが、とりあえずこれで完結になりますので最後までお読みいただければ幸いです。
初めにここ最近のバイクならほぼほぼ付いているプリロードから解説していきます。
そもそもプリロードってなんだ?と思われる方もいらっしゃると思います。
簡単に説明しますと、
プリロードとは事前にスプリングに負荷をかけておける装置であり、二人乗りの時やキャンプツーリングへ行くときなど、荷物や人の重さによってかかる荷重をあらかじめ相殺してあげることで前後のバランスが良くなり運転しやすく、かつ安全なサスペンションにできることが可能です。
外国製のバイクの場合工場出荷時で海外の方に合わせた状態となっているので、日本人の我々では体重が全然足りなくサスペンションが少ししか沈んでいないという状態になってしまいます。
その状態で例えばリアタイヤがスリップしたとします、
するとどうなるのでしょうか・・・?
答えは、サスペンションが少ししか縮んでいないので伸びしろがなく路面をとらえられずにずるッと滑って転んでしまいます。
ですが、あらかじめご自身の体重に合ったプリロード(いわゆるサグ出し後)にしておけば、あらかじめスプリングが縮んでいるので伸びしろもあり、スリップしてしまった時でもサスペンションが伸び路面を再び追従してくれるというわけです。
そんなプリロードですが現代のバイクはものすごく簡単に調節することが可能になっています。
写真左側の1290の調節方法はロケットのお尻のような突起を回すことによって、-5~+15の間で調節することが可能です。
目印のラインもあり右か左に【手で】回すだけなのでとても簡単に出先で調節できてしまいます。
対して890のプリロードはどうなのかといわれますと、工具は必須になってしまいますがこちらも簡単に調節ができるようになっています。
こちらはメモリに合わせて回していくのではなく、回した回転数によって調節していく機構となっております。
これだけ簡単に調節することができるのはとても魅力的であり、とっつきやすくていいですね!
昔のサスペンションはダブルナット式でスプリングフックがないと調節できないものがほとんどでしたが、今は六角レンチやマイナスドライバーなど簡単な工具で調節できるためサスペンション調整のハードルが下がったのではないでしょうか?
さらに1290にはフロント側にもプリロード調節機能があります。
より走りを求めるマシンにはフロントプリロードが付くようになりさらに細かいセッティングができるようになりました。
続いてこの赤と白の突起ですが、こちらも近年のスポーツバイクに搭載されるようになった減衰圧調整機構です。
そういえば自分のマシンにも付いているけどよくわからなくて触っていないんだよな。。
という方が多いと思います。
あるものは使わないともったいないですよ😅(笑)
こちらはコンプレッション(圧縮)/リバウンド(跳ね返り)ダンパーです。
その名の通りではあるのですが、こちらを回すことによってフォークの縮み方/伸び方を変えることができます。
どんなふうに変わるのかといいますと、
伸び/縮みともに締めこんでいくとじわっとしたゆっくりな伸び/縮みになり、逆に緩めていくとスパッと軽快な伸び/縮みになります。
この機能を使うことによってカーブなどでフロントまたはリアの路面追従性を良くしたり、道路のギャップなどをいなしてくれる、なかなか使える便利なものになっています。
最弱と最強で乗り比べてみると明らかに乗り味が変わりまるで別のマシンに乗っているかのようなことをあじわえます😆
この調整機構はフロントのみならず
リア側にもついています。
ここを調節しながら走れるようになるとバイクをより楽しめること間違いなしです!
文章だらけになってしまったのでわかりにくいかもしれませんが、サスペンション一つでかなり遊ぶことができますので自分好みのセッティングを求めて今年の夏は調節しまくりましょう!
今回ご紹介しました890/1290は店頭に置いてありますので気になった方は一度実車をご覧になってみてください😁
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京都市山科区北花山大林町38-3
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営業時間11~20時
定休日 月曜日
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